12/10に開催された森薫里さんのカンテお試し会のレポート

JOSE日記

先日のフラメンコスタジオマリ2021年撮影会で素晴らしい歌声を聴かせてくれた森薫里さん。以前から池袋スタジオでカンテクラスを開催してくれていましたが、ここのところコロナの影響でお休みとなっていました。撮影会を機会にカンテに興味ある初心者の方対象ナント「お試しクラス」を開催してくれましたのでその模様をレポートします。

\森薫里さんプロフィールはこちら/

PROFILE | 森 薫里 Official Website
そもそもカンテってなに?

カンテとはスペインの国立言語アカデミーによると「ジプシー風のアンダルシアの歌」となっていて、それを歌う人はカンタオールと呼ばれています。

フラメンコの音楽作品の種類やスタイルは19世紀半ばに広まり始めました。有力な説によるとアンダルシアの異なった民族音楽様式が融合した結果フラメンコが出現しました。様々なスタイルのコプラ(アンダルシアの民謡)がありますが、一般的に人間の根本的な感情や衝動を表現しており、主要なテーマは愛、人生、死です。カンテ・フラメンコには韻律のパターンも純粋な詩にあるような形式や誇張した表現もありません。まるで飾らない文学のようで、短いフレーズの中で多くのことを表す手法の巧妙さに私たちは心を動かされます。

また時間の経過と共に南アメリカの音楽でもフラメンコ化が起こり、前述のアンダルシアの民族音楽様式が融合したものとさらに結びついていきました。

フラメンコ音楽はメリスマ(歌詞の1音節に多くの音符があてられる装飾的な旋律法)とビブラートを基礎にして展開され、カンタオールがメロディーの主旋律をそれぞれのスタイルで表現します。(出典: Flamenco.one )

クラスの様子

クラスは60分、不肖・私、ホセ三浦がギターを務めさせていただきました。今回は課題曲はセビジャーナスの名曲「Pasa La Vida」です。11/20の撮影会でも歌われた曲ですね。

\Pasa La Vida原曲/

まず歌詞カードが配られます。先生は単語の意味と読み方、文章の意味など説明していきます。スペイン語が初めての方は発音をカタカナで書きこんでOK。私も間違って覚えていた言葉などもあり勉強になりました。ラテン民族の音楽にありがちですが、曲のイメージと歌詞のギャップが面白いですね。スペイン語の勉強にもなります。

メロディーにのせて歌い方の解説になります。単語がつながっているところをどう歌うかがポイント。
遅いスピードで一緒に何回も歌います。難しい音程のところなどを丁寧に指導してくれます。実際に歌うのはもう少し早いスピードなので撮影会での森先生の歌い方など見ると面白いですよ。撮影会動画ご希望の方はご連絡ください。

そもそもセビジャーナスってなに?

セビジャーナスとはスペイン南部アンダルシアで春祭りに躍られる曲。セビリアでは一年中踊れるセビジャーナスディスコのようなものがあります。ギターも歌(カンテ)も生伴奏!スペインでも日本でも初心者の方はセビジャーナスから覚えることが多いです。とはいえなかなか覚えるのは大変。私もなかなか覚えられません・・・。でも現地で地元の人と踊ると感動します。まるでTV番組のような異文化交流

クラスを振り返って

やっぱり「歌」っていいですよね。歌うたってるときは日常から離れることができますね。カンテってやはり実はすごく難しいものなんですけど、接するとフラメンコの熱い心に触れることができます。森先生は難しいカンテをわかりやすく優しく教えてくれました。人前で歌うかどうかは別として、踊るためには「歌の事を知る」ことが重要です。YouTubeなどもカンテは聴けますが多分ぼんやり聞き流してしまう方も多いのではないでしょうか?

森先生のカンテクラスは・・・

・歌を初めて習う絶好のチャンス
・歌のサイズ・構成・サビの位置が分かる
・スペイン語に興味を持つきっかけになる
・フラメンコに向かう気持ちが変わる
なんだか感動したくなる

・・・と思いました!

森先生からのお言葉

踊りを習っている方は、歌を知ると、歌に対するアプローチの仕方も変わって、踊り自体が上手になります!

今後の予定

池袋スタジオでレギュラークラス始動!
参加費は人数により2500円~3000円+スタジオ代500円(各+消費税)
時々ギタリスト代別途割り勘。

日程はお問合せください。

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    担当:三浦

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