2024年6月のさゆり先生のスペイン語レッスンでは、印象に残る単語がいくつも登場しました。
この記事では、その中から特に面白かった言葉をいくつか振り返ります。
スペイン語の奥深さや教室の雰囲気を、少しでも感じてもらえたらうれしいです。
¡Whisky!(ウイスキー!)

📸 スペイン語圏の「はい、チーズ!」の世界
写真を撮るとき、日本だと「はい、チーズ!」ですよね。
🌟 スペインでは…
「¡Patata!(パタタ!)」ずばりじゃがいも!?
なんでも、口が“ニコッ”て横に広がるから、ちょうどいいとかなんとか。
話違いますけど、スペインのpatatas fritas(パタタス・フリタス)つまりポテトフライ、無茶苦茶お勧め🍟✨
🌟 メキシコでは…
「¡Whisky!(ウイスキー!)」
“ウイスキー” って言うと口が自然に笑顔になるとかなんとか。🥃😆
📸「Whisky!」と言う国は?
メキシコだけじゃなくて、ラテンアメリカのいくつかの国、
チリ、アルゼンチン、コロンビアあたりでも聞くことがあるみたいです。
でもやっぱり特にメキシコはすごく一般的。
🌞 スペインでAM/PM(午前/午後)って使うのか問題について

さゆり先生のレッスンで、「スペインではAM/PMを使うのか?」という話になり、そこから 「AM/PM の歴史ってそもそもいつから?」 という点を、調べてみました。
「え?そんな昔から?」って驚くレベルの深い歴史が・・・😳
ついでに「AC/DC(紀元前・紀元後)」の話まで寄り道してみます✍️
📜 AM/PM のはじまりは…まさかのローマ時代
AM/PM のルーツは 古代ローマのラテン語。
- AM = ante meridiem(正午より前 アンテ メリディエム的発音)
- PM = post meridiem(正午より後 ポスト メリディエム的発音)
つまり、紀元前の人たちが使っていた概念。急に近代でできた略語じゃなかったみたいです☀️🌜
🌿 ラテン語とは?
古代ローマ帝国の言語。スペイン語・フランス語・イタリア語などの“お母さん”。
日常会話としては“ほぼ話されていない”らしいです。しかし・・・
・バチカンでは宗教の公式言語として使われる
・学問(医学・生物・法学)では専門用語に現役
・一部の人は趣味で話したり学んだりしてる
🟡 “ante” はスペイン語に“そのまま存在する”前置詞
スペイン語では ante は普通に前置詞として生き続けていて、
意味はだいたい3つ:
- 〜の前で(物理的な前)
- ante mí → 私の前で
- 〜に対して(状況・立場)
- ante la ley → 法の前で
- 〜を前にして(向き合う)
- ante un problema así → こういう問題を前にして
📝 ポイント
ラテン語の ante の意味(before)がほぼそのままスペイン語に残っている“生きた語”。
🔵 “post” はスペイン語では “単独ではあまり使わない”が“派生語の中には生きている”
✔️単語としては “ほぼ存在しない扱い”。
スペイン語の通常語彙に post(ポスト) は前置詞としては存在せず、接頭辞として生き残ってる らしいです。
例:
- posguerra(戦後)
- posgrado(大学院・院課程)
- posoperatorio(術後)
※スペイン語ではラテン語の post が「pos-」に変化してるのが特徴。
つまり:
👉 post → pos- として存在してるけど、単独の前置詞では使わない
ということみたいです。
🔴スペインでのAM/PMの言い方
スペイン語では日常的には AM/PM と英語式で書くけど、
スペイン語文献の正式表記だと:
- a. m. = antes del mediodía
- p. m. = después del mediodía
つまり、
👉 スペイン語の自然な言い方は después de を使う。
👉 del が必要なことに注意。
会話の中でAM/PM「アーエメ・ペーエメ」といっているのを聞いたことがあります。
📜余談:歴史の AC / DC(紀元前・紀元後)
スペイン語の年号表記で、紀元前・紀元後を表す言い方は・・・
- a. C.(antes de Cristo)=キリスト前(紀元前)
- d. C.(después de Cristo)=キリスト後(紀元後)
👉 ポイント
固有名詞としての Cristo は、冠詞なしで使うのが基本。だからdelではなくてde。
a. C. の a は小文字でOK(むしろそれが一般的)
💡まとめ
ローマ時代から続く AM/PM は、とても合理的な時間の区分です。
英語圏では、鉄道の発展とともに重宝されるようになったと言われていますが、
スペインでは AM/PM の存在感は薄く、英語式の AM/PM よりも
「mediodía 正午・昼の12時ごろを基準にした言い方」が自然に使われています。
よくある用例
- a mediodía
正午に/昼ごろに - antes del mediodía
正午前に - después del mediodía
正午以降に
セブンイレブンで売ってるものをスペイン語で。

さゆり先生のレッスンで、話題にあがったのがセブンイレブンで売っているもの。
スペイン語話者は、セブンイレブンを「セベン・エレベン」みたいに発音する人が多くて、
アルファベット読みっぽいところが、なんだかかわいいですね。
コーヒーゼリー

コーヒーゼリーは、スペイン語では
gelatina de café(ヘラティーナ デ カフェ)。
「ゼリー」と「gelatina(ヘラティーナ)」、
音だけ聞くとずいぶん離れている感じがするけれど、
よく見ると ge で始まっていて、なんとなく「ゼリー」を連想できなくもないですよね。
エクレア

洋菓子に残るフランス語の気配
エクレアの話になったとき、先生は「ペティス」と発音されました。
petit chou(プティ・シュー) というフランス語が元らしいです。
洋菓子の世界では、スペイン語でもフランス語由来の言葉が、けっこうそのまま使われています。
ちょっと調べてみたら…
※カタカナは目安です。
- croissant(クロワッサン)
発音はスペイン語寄りで、「クロアサン」っぽくなる。 - mousse(ムース)
スペイン語でも mousse。
「ムス」に近い発音。 - soufflé(スフレ)
表記も発音も、フランス語由来。 - ganache(ガナッシュ)
チョコレート菓子の文脈でよく登場。 - crêpe(クレープ)
スペイン語では crepe(クレペ) と綴られ、
発音されることが多いけれど、出自はフランス語。
フランス語として受け入れられ、
発音はスペイン語の音体系に、少しずつ近づいているようです。
和菓子はスペイン語で?
和菓子は、スペイン語では
dulces japoneses (ドゥルセス・ハポネセス)
のようにまとめて表されることが多く、
日本語の名前がそのまま使われる場合も少なくありません。
団子、どら焼き、羊羹などは、
スペイン語に訳すよりも、
- mochi
- dorayaki
- anko
のように、
日本語のまま使われることが多いです。
たとえば どら焼き。
スペイン語圏でも、「ドラえもんの大好物」として知られていることがあって、
dorayaki という名前だけが、先に浸透している場合も。
洋菓子がフランス語のまま残っているのと、ちょっと似た感じ。
カレーパン

カレーパンの話になったとき、先生が使われた表現はこれです。🍛🥖
El bollo frito de curry con queso(エル・ボージョ・デ・クリー・コン・ケソ)
直訳すると、「カレーとチーズが入った、揚げパン」。
ここで注目したいのが、pan ではなく bollo が使われているところ。
pan は、食事としてのパン、切り分けたり、主食になるパン。
それに対して bollo は、中に何かが詰まっていたり、甘い・油分が多い、
おやつ寄りのパンを指すことが多い言葉。
揚げてあって、中に具が入っているカレーパンは、たしかに pan より bollo の感覚に近いのでしょうね。
アメリカンドッグ

セブンイレブンのアメリカンドッグの話になったとき、
先生は「スペインにも似たようなものがある」と言われました。
気になって調べてみると、
いくつか候補が出てきました。
- perrito de maíz
- perrito caliente frito
- perro americano
どれも共通しているのは、perro(犬) という単語が使われているところ。
ホットドッグが「犬」と呼ばれるようになったのは、
ソーセージの形が ダックスフンド に似ていたかららしいです。
このイメージはスペイン語にも引き継がれていて、perro や perrito という言い方が使われていますね。
perro? perrito?🐕
perro は「犬」、
perrito はその縮小形で、「小さな犬」「かわいい犬」。
ホットドッグはperrito caliente(ペリート・カリエンテ)といいます。
ホットドッグ系の食べものでは、親しみを込めて perrito が使われることが多いようです。
perro だけだと少し生々しく聞こえるためもあるのかもしれません。
アメリカンドッグも、ホットドッグの一種と考えると、
perrito という言い方になるのは、なんだか納得。
じゃあ、アメリカでは?
ちなみにアメリカでは、アメリカンドッグは corn dogみたいです。
衣がトウモロコシ粉+小麦粉のミックスでできてるから?
プリンパン

セブンイレブンの話題の中で、
先生のいちばんのおすすめは プリンパン だそうです。
商品説明はスペイン語で、こんな感じでした。
Por dentro tiene una crema y por encima lleva chocolate.
中にはクリーム、上にはチョコレートという感じの説明ですかね?
「por dentro」のpor の使い方がむずかしいです。
por は、
理由・手段・通過点・範囲など、
意味の守備範囲がとても広い前置詞。
ここでは
「内側のほうに」「上のほうには」
という感覚。
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