アンダルシアに吹く東の風

アンダルシアに夏になると吹く局地風を「Levanteレバンテ」というそうです。
Levanteは最大100kmの突風になることもあります。 通常4〜7日間続き、気温の上昇を引き起こします。 セビリアやコルドバなどの場合、40度以上に達することがあります。
南東の風Levanteは、遠くサハラ砂漠からやってくるそうです。改めて衛星写真を見てみましたが地球規模のスケールですね。
\サハラ砂漠/

ちなみに、フラメンコのカンテの中のタラント族と呼ばれる曲種群をLevanteと呼ぶようですが、なぜこれらの曲を「東の方」と呼ぶのか?色々な人に質問しましたが、いまだに明確な理由にたどり着けません。
スペイン語とアラビア語
\Alhambra(アルハンブラ宮殿)/

スペイン語にはアラビア語を語源とする言葉が4000以上あるそうです。イベリア半島が711年から約800年に渡ってイスラム帝国に統治されたことが原因です。
al-で始まる単語がアラビア語源だといわれますが、そうでないものもたくさんあるようです。
例えば・・・
alcázar:城
almohada:枕
alfombra:カーペット、絨毯
almuerzo:昼食
alcohol:アルコール
algodón:綿、コットン
albóndiga:肉団子、ミートボール
aceite:油、オイル
aceituna:オリーブの実
azúcar:砂糖
arroz:米
azul:青、青い
berenjena:茄子
cero:ゼロ
espinaca:ほうれん草
guitarra:ギター
jarra:水差し、ピッチャー
limón:レモン
melón:メロン
naranja:オレンジ
rincón:角、隅
sandía:スイカ
zanahoria:人参
野菜や果物の名前など日常的な単語がたくさんありますね。「guitarra:ギター」もアラブ語源だったとは・・・。
やはりal-で始まる単語が多いようですが、al-はアラビア語の定冠詞にあたり、定冠詞といっしょにスペイン語に取り入れられた単語そうです。なので、例えば「almohada:枕」の場合、スペイン語の定冠詞「La」をつけて「La almohada:その枕」にすると定冠詞が2つあるような形になるみたいです。
この他、Alhambra(アルハンブラ宮殿)もアラビア語起源で、アラビア語で「赤い;赤い(もの)」を意味します。
ひまわりの種

スペイン人はやたらとひまわりの種食べますね。片手で器用に中の柔らかいところだけ食べるんですよね。すごい速さで・・・。さゆり先生によると食べ方にコツがあるそうです。
ひまわりの種はスペイン語で pipa(ピパ)または pipas と複数形になります。
pipaはスーパーで買う事ができます。最もポピュラーなのが、乾燥させたヒマワリの種をローストして米の粉と塩を混ぜた物をまぶした物です。ビタミンB、Eが豊富で、体の酸化防止や心臓病予防が期待できるとのことですが、なんとなく私は「塩分摂りすぎでは?」と思っちゃいます。
\食べ方についてこんなページを見かけました/

pipaの食べ方を細かく解説しているページがあるのも驚きです。まあ人によって微妙に食べ方違うかもしれませんが・・・。
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